まめ太の思い出 その25. 甘える

             
 ( 家族に甘えるまめちゃん。具合が悪いときだけ、私のところへも来ました )

  マメちゃんは体調が悪くなると甘えん坊になります。心細くなるのか、私たちの
 ところへきて、「いい子、いい子 して」とせがむのです。そこで私たちはマメちゃん
 の額のあたりをナデナデしてあげます。マメは気持ちよさそうにしていますが、これが 意外と時間を要することがあるのです。私がもういいだろうと切り上げようとすると、
 「もっとやってよ!」と鼻先をこちらの手に押し付けてきます。妻と娘は根気よくマメ
 ちゃんの相手をしていました。そのせいかどうかはわかりませんが、私はご機嫌の悪い
 マメちゃんに何回か噛まれたことがあります。妻と娘は、甘噛みはあるが本気で 噛まれたことは1回もないと言ってました。 一度、朝ごはんをあげようとして噛まれた
 ことがありました。血が出るほどの痛さでした。「マメ、ごはんをあげようとしてるの  
 に、ひどいじゃないか!」と文句をいうと、普段は怒られると逃げ出すマメちゃんが
 その場に縮こまってジッとしていました。私にはその姿が反省しているように見えまし  
 た。マメちゃん、そっちで元気にやってるかい。1ケ月が経ったね。『初命日』も無事 過ぎますよ。