東日本大震災から2年
2年前の今日、午後2時46分。私は前橋の大型書店にいました。
激しい揺れが長く続き、窓ガラス越しに見た街路樹や電線が、信じられない位
大きく揺れていました。店内のあちこちで小さな悲鳴があがり、ガチャンッ!
という音に振り返ると、文房具売り場の地球儀が棚から床にころげおちていま
した。 「外に出てください」という店内放送があり、車に戻ると、駐車場の
出口は大慌てで出て行こうとする車の渋滞が出来ていました。帰るには利根川に
かかる橋を通らなければならない。もし、危険だからと橋が通行禁止になったら
それこそ帰れなくなる! 早く橋を渡らなければ、と焦って車を走らせました。
橋の手前で信号待ちをしている時も激しい揺れがあり、車体が上下に揺れて
ゾゾッとしたのを覚えています。
あれから、2年...。今日は、地震発生の時刻にその大型書店の駐車場で、
ラジオの放送に合わせて黙祷をしました。そしてあの時と同じ道を車で帰って
きました。 おかげさまというか、群馬の西部地域は地震の直接の被害は少な
かった方です。こちらはもう普通の生活に戻っていますが、まだ避難生活をされ
ている方たちは大勢いますし、亡くなられた方や行方不明の人たちのことを思う
と、この大震災のことは決して忘れてはならないと思います。それが、供養にな
り、応援の小さな力になると信じます。