三軒茶屋『中央劇場』
( 日本経済新聞 5/20(水)の文化面 )
先日、日経の文化面に映写技師の 中馬 聡氏 の記事がのっていました。
中馬さんはデジタル化で少なくなりつつある全国のフィルム映画館の撮影を
されている方です。最初に撮影に訪れたのが東京・世田谷の三軒茶屋にある
『中央劇場』と知り、おっ!と思いました。当時のいわゆる2番館・3番館で (この言葉自体今の若い人は知らないのだろうな...)、学生時代観に行った
映画館です。隣にバッティングセンタ−があり、シ〜ンとした映画の良い場面
になると、カキ−ン、カキ−ン!というボ‐ルを打つ音が聞こえてきて、苦笑
したものでした。まだ頑張ってるんだなぁと感慨深いものがありました。
私が三軒茶屋近辺に住んでいたのは今から三十年位前のことです。今回の
『中央劇場』さんや居酒屋の『伊勢元』さん、以前ブログでとりあげた喫茶店
『セブン』さんやその並びの床屋さん等、私が学生時代お世話になったお店で 現在も営業中というところが三茶には沢山あります(もちろんなくなったお店
も多いでしょうが)。経営者として会社の存続を常に考える立場にある者とし
て、なんだか元気をもらえたような気がしています。