氷上の友情

       
       ピョンチャンオリンピックも男子フィギュアの羽生君、宇野君の金・銀獲得で
     日本に勢いが出てきました。現時点では明日のカーリング女子と女子団体追い抜きの     パシュ−トが楽しみです。
      今回の冬季オリンピックで一番心に残っているのは、スピ−ドスケ−ト女子500mで
     話題になった小平奈緒選手と韓国の李相花(イ・サンファ)選手のこころ温まる交流   
     についてでした。日韓のマスコミも大きく取り上げていましたが、ライバル関係にあ   
     る二人がお互いをリスペクトしながら競い高めあう姿は実にすばらしいもの   
     です。三連覇を小平選手に阻まれた李選手が、悲しそうな表情の中に悔しさがそれほ   
     ど感じられず、金メダルの重圧から解放されたせいなのかなと思いましたが、後で
     小平選手との関係を知り、なるほどと納得しました。ドーピングや国のエゴで選手が
     翻弄される姿は気の毒でみていられません。トップアスリ−トは純粋に自己の力     発揮し限界に挑戦したいはずです。小平選手と李選手の友情は一服の清涼感を与えて
     くれました。